タイ国日本語教育研究会
กลุ่มศึกษาภาษาญี่ปุ่น
The Association of Japanese Language Education in Thailand
第278回 月例会 (2021年度2月)
タイ国日本語教育研究会年次セミナーでは、2014年に日本人日本語教師(NT)とタイ人日本語教師(NNT)が一緒に仕事をすることをテーマにしてワークショップが開催されました。それ以前にもタイではNTとNNTの協働を扱ったワークショップがありました。タイでは、このようにNTとNNTの協働を考える機会が多く持たれてきました。近年教師間協働に関する研究と実践は確実に増加し、その水準は、2000年代に入って随分と上がっています。そこで明らかにされたのは、協働の多様性や様々な役割観などでした。教育の変革が求められるコロナ禍だからこそ、教師間協働を当事者間で振り返ってみたいと思います。発題者らは、上に述べた研究や実践において、少なからず各自の教師間協働に関する研究を進めています。近年の研究をご紹介しつつ、教師間協働の知見を参加者と共有し、自らの現場に落とし込むためのヒントを得られるような話し合いの場を提供したいと思います。
テーマ:タイの教師間協働は今、どうなってる!? ─文献紹介と話し合いの場の提供─
発表者:中山英治(大阪産業大学)、松尾憲暁(岐阜大学)、門脇薫(摂南大学)
日時 :2022年 2月 12日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第277回 月例会 (2021年度1月)
みなさんは、「作文の授業」や「書く活動」について、どのような目的や目標を持ち、どのように行っていますか?私自身、タイの大学で作文授業を担当しており、「この活動で学生の書く力は伸ばせているのだろうか」「そもそも目標の設定は曖昧ではないか」「この評価は理にかなっているのか」など、悩みながら授業をしていましたが、日々の授業に追われ、なかなかそれらの悩み一つ一つに立ち止まってじっくり考えることができませんでした。そこで、この場をお借りして、みなさんと作文の授業や書く活動について、お話し、お互いの意見や悩みなどを交換できたらと思います。
前半では、一例として私が担当した作文授業の実践をご報告します。後半では、みなさんが作文授業や書く活動について、他の参加者と意見交換したいこと、困っていることなどをブレイクアウトルームでお話いただき、互いの考えやアイディアを共有できたらと考えています。興味がある方、ぜひご参加ください!
テーマ:「作文授業」や「書く活動」、みなさんはどうしていますか? ─作文授業の実践報告を一例に
発表者:杉田 恵(シラパコーン大学)
日時 :2022年 1月 22日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第276回 月例会 (2021年度12月)
「スピーチ」「プレゼンテーション」が「話す活動」として初級、会話など、広範な日本語のクラスで取り入れられることも多いと思います。それは、これらの活動が日本語スキルを上達させる可能性を持っているからではないでしょうか。12月例会では、「スピーチ」「プレゼンテーション」がどんな目的で取り入れられているのか、どのような可能性を持っているのか、みなさんと考えたいと思います。まず、4人の実践を報告します。その後、4人が実践を通して考えていることをもとに「日本語学習としてのスピーチ、プレゼンテーション」について参加者のみなさんと意見を交換します。最後に、参加者それぞれの現場で、これらの活動をどのように取り入れられるかという視点でディスカッションを行う予定です。ブレイクアウトルームを使った、少人数での話し合いがメインとなります。スピーチ、プレゼンテーションを授業に取り入れている方、これから取り入れたいと思っている方、ぜひご参加ください!
テーマ:日本語学習としてのスピーチ、プレゼンテーション
日時 :2021年 12月 11日(土)9:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第275回 月例会 (2021年度11月)
授業のオンライン化は、机間巡視など、物理的空間を前提としたクラスルームコントロールを不可能としました。このような制約は、学習者の母語によって進行することを前提とした講義型の授業においてはさほど問題はないかもしれません。しかし、皆さまもお分かりのとおり、語学の授業は、これによって行える教室活動が大きく制限され、提供できる学習体験の質も大きく変わる結果となりました。教室活動への物理的制約、学習者の(モチベーションやITスキル、設備なども含めた)レディネスを踏まえ、私たち教師には何ができるか、あらゆるフィールドで実践をしている先生方が日々考えていらっしゃることと思います。
今回は、その一つの話題として、発表者たちが行った三交替制の反転授業の実践についてご報告します。また、その実践をきっかけとして、参加者間で、それぞれの今の現場での実践、「ポストコロナ」の実践も見据えての意見交換・交流を行いたいと思います。
テーマ オンラインでも「話せる」授業がしたい ー三交替制反転授業の実践報告ー
発表者:千石 昂(タマサート大学)、藤井稔也(タマサート大学)
日時 :2021年 11月 20日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第274回 月例会 (2021年度9月)
現在、日本語教育をとりまく環境が大きく変化しています。2019年4月に新たな在留資格として「特定技能」が創設され、6月には「日本語教育の推進に関する法律」が施行されました。また、私たちのいるタイの日本語教育の状況を振り返れば、40年前に一部の大学の日本語専攻科から始まった日本語教育は、2000年頃から中等教育機関の生徒や、社会人、日本にルーツを持つ子どもたちなどへと多様な広がりを見せています。
これらの変化は新しい教材やテストの開発、そして、従来型の教科書や方法に関する議論の高まりと、決して無関係ではありません。私たちはこの変化に日々現場で向き合ってはいますが、ときには現場を離れ、少し大きい視点から、変化する社会と私たちのかかわりについて考えてみてはどうかと考えました。
そこで、9月の例会では、まず日本語教育をめぐる動きを概観します。そして、このような動きの中で、私たちは日本語教育の担い手として、どのように社会を捉え、また、日本語を含む言語教育とはどのような営みであると捉えていったらよいのかについて、話題提供者と参加者が共に振り返り、考えていきたいと思います。
テーマ:「日本語教師としての私」の社会的な位置づけについて振り返る ─タイ国内外の日本語教育の動きを手掛かりに─
発表者:松井孝浩(文化庁国語課、元シーナカリンウィロート大学、元タイ早稲田日本語学校)
日時 :2021年 9月 18日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第273回 月例会 (2021年度8月)
「ピア活動とかグループワークとかがいいって言うけど、時間もかかりそうだし、学生も慣れていないし、本当に効果あるのかなあ」「日本語教えるだけでも大変なのに、「グローバル人材」とか「21世紀スキル」とか、ちょっと無理だよなあ」「仲がよくて協力的なクラスとか、理想ではあるけど、実際はいろんな人がいるし、なかなか難しい・・・」こんなことを考えたことのある方、ぜひご参加ください!
コロナ禍で離ればなれになっている今だからこそ、他者といっしょに学ぶことの意味、その学びを生む授業について、ブログなどで日本語教育に関する情報を意欲的に発信している田野茜さんにお話いただき、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。
(参考:田野茜さんのブログ https://ko-fi.com/amorin/posts)
テーマ:教室での学び再考 〜いっしょに学ぶことの意味を考える〜
発表者: 田野 茜
日時 :2021年 8月 21日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第272回 月例会 (2021年度7月)
日々の授業実践で考えていることや課題、悩みなどを一緒に話しませんか? 今回は、下の7つからご自身の興味があるテーマを選び、そのテーマのグループに分かれて話します。参加者同士で自由におしゃべりしましょう。
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初級の教科書、何を使っていますか?
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ルーブリック評価、どうしていますか?
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オンラインでのプレゼンテーション
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自律学習・授業外の学び
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中等教育の日本語授業
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ネイティブ教師の役割
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反転授業やってみたい
途中で1回グループ間を移動する時間があります。みなさんのご参加をお待ちしています。
テーマ:授業実践おしゃべり会
日時 :2021年 7月 17日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語
第271回 月例会 (2021年度6月)
コロナによって、以前のような授業形態を続けることが難しくなった今、新たな授業のカタチ・教師像が求められています。そこで、思い切って「教えない授業」をやってみました。今回はその実践報告です。コロナが流行り始めてから、「どう教えるか」は議論が重ねられていますが、「どう教えないか」は当然ながら議論されていません。それは教師には教える責任があると考えられているからでしょう。今回、思い切ってその考え方を捨ててみました。かなり振り切った方法ですので、みなさんとも様々な意見を交換させていただきたいと思います。
テーマ:教えない授業をやってみた
発表者:宮本悠希(モンクット王ラカバン工科大学)
日時 :2021年 6月 19日(土)10:00-12:00
実施方法:オンライン(zoom)
使用言語:日本語