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第254回 月例会 (2018年度2月)

今月は、シラパコーン大学日本語(副・主)専攻4年生後期の「通訳」の授業の実践報告です。卒業後すぐに日系企業で働くことを目指す学生たちのために、最後の学期で教師ができることは何か。日本人教師とタイ人教師のティームティーチング、教室内・教室外での活動など。実践報告後に参加者との意見交換も考えています。

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テーマ​: 大学生の「通訳」科目実践報告
発表者: 杉田 恵(シラパコーン大学 講師)

日時  :2019年 2月 16日(土)10:00-12:00
場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室
参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)

使用言語:日本語

第253回 月例会 (2018年度1月)

 プレゼンテーションやライティングなどパフォーマンス科目の指導では、評価について の悩みや不満をしばしば耳にします。教師からは、前の学生と後の学生で評価基準が変わってしまう、複数の教員で担当する場合には担当者間で評価基準が異なる、一人で担当する場 合には課題によって評価基準が異なる、78 点と 80 点の差を学生に聞かれても説明できない、評価や添削に時間がかかりすぎるなどの声があります。同時に、学生からは、教師によ って評価に違いがある、評価の基準がわからない、楽しかったけれど何を学習したのかわか らない、フィードバックが十分でないという不信や不満が聞こえてきます。これらの言葉は 評価に対する言葉のようですが、実は、パフォーマンス自体の問題を指摘していると言えま す。なぜなら、到達目標と評価基準が明確にされない活動では、教師にも学生にも活動のゴ ールと過程が描けず、楽しかったけれど何を学習したのかわからないという事態になりが ちだからです。

 パフォーマンスの質を向上させる一つには、学生の内省的で自律的な活動を促すことがあります。そのためには、到達目標の具体的な設定と評価基準の明確化、そしてこれを教師と教師、教師と学生間で共有することが助けになります。そこで、学生の内省的で自律的な 学びを促進する評価、学習ツールとしての評価をめざして、ルーブリックの活用を提案します。

【内容】

  1. パフォーマンス評価について考えよう!

    1. 採点・添削の悩み:教師と学生

    2. 評価方法とその課題点:総合的評価と分析的評価

    3. ルーブリック運用:利点と問題点

  2. ルーブリックを作成しよう!

    1. ルーブリック作成:中級前期レベルを想定した作文

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テーマ: 作文指導におけるルーブリックの活用 -自律的な活動と信頼性の高い評価をめざして-

発表者: 早川 裕加里(カセサート大学講師)

日時  :2019年 1月 19日(土)10:00-12:00

場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)

使用言語:日本語

第252回 月例会 (2018年度12月)  ワークショップ

 今回のワークショップは6月例会発表者の深澤伸子先生との協同企画です。今まで私たちはどのように授業を考え、実践してきたでしょうか。​授業の目標、目の前にいる学習者、様々な学習環境要因に基づいて、教師一人一人が授業を考えていると思います。「日本語の授業」といっても多様な授業があり、それは科目、シラバス、教育機関による違いだけではなく、私たち一人一人が授業に取り組む中で経験してきたことによって影響を受け、理念によっても違います。私たち一人一人がそれぞれの「授業実践」を持っています。しかし、なかなか自分の実践を整理し振り返ることがないのが現状ではないでしょうか。
 6月例会では自分の実践を可視化するワークシートで自分の実践を振り返る試みをしました。今回のワークショップでは6月例会よりも時間をかけ、じっくり振り返る、話し合えるように企画しました。6月例会に参加された方はもちろん、そうでない方も、ぜひ奮ってご参加ください。

テーマ​: 拡大版ワークショップ「みんなの授業実践」

ファシリテーター: タイ国日本語教育研究会運営委員、深澤伸子(タマサート大学日本研究大学院日本研究プログラム・タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会(JMHERAT))

日時  :2018年 12月 15日(土)10:00-15:30

場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター D・E教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

第251回 月例会 (2018年度11月)

テーマ​:​ 漢字学習活動の実践報告
発表者: 三嶋 久美子(カセサート大学 大学院生)

日時  :2018年 11月 17日(土)10:00-12:00
場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

第250回 月例会 (2018年度9月)

 ​「日本人と遊ぼう!」「日本人とドラマを作ろう!」「日本人とタラートに行こう!」

これらは、大学の授業で私が行ってきた活動です。アニメや歌やドラマで日本語にはたくさん触れている学生でも、リアルな日本人と一緒に何かをしたことはほとんどありません。「タイにはこんなに日本人がいるのに、この豊かなリソースを何とか活かせなかなぁ」「コントロールされた日本語ではないいろいろな日本語に触れる機会があってもいいじゃないだろうか」そのように考えて行ってきた活動の報告をしながら、みなさんからのご意見もお聞きしたいと思います。また、参加者のみなさんの実践についても共有し、教室に多様な日本人が参加することについて考える場を持てればと思っています。

​【発表資料のダウンロードはこちらから

テーマ: ​多様な日本人との関わりを通して社会につながる教室を目指す試みー初級会話授業での実践からー
発表者: 山本 由美子(タマサート大学)

日時  :2018年 9月 15日(土)10:00-12:00

場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

第249回 月例会 (2018年度8月) 【午後の部】ワークショップ

日本語教師は何をする人か、と問われれば、「日本語を教える人に決まっている」という答えが返ってきそうですが、実際にはそれ以外の仕事も行っています。みなさんの中にも、スピーチコンテストなどの企画・実施や文化紹介イベントなどの教室外の仕事をしている方が少なからずいらっしゃると思います。そもそも日本語教師は何をする人なのか、タイの現状を共有しつつ、会場のみなさんといっしょに考えたいと思います。お互いの経験や大切にしているものを共有することで、日本語教師の仕事に新たな発見があるかもしれません。

なお、このワークショップは今年3月の年次セミナーでも行いましたが、時間が短かったこともあり、今回は時間をとって実施します。前回ご参加くださった方もぜひご参加ください。

テーマ: 日本語教師の仕事を考える ータイのフィールドでの経験を共有するー

発表者: 舘岡 洋子(早稲田大学)

日時  :2018年 8月 25日(土)13:30-16:00

場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)

定員  :30名
使用言語:日本語

第249回 月例会 (2018年度8月) 【午前の部】

学生は「餅」の「ち」を「じ」と発音してしまうことがあります。どうしてどういう発音になるのでしょうか。今回は、「餅」と「文字」の二語を例に取り、「日本語の音変化」と「母語干渉あるいは母語の影響」という点から考えてみます。また、みなさんと音声指導についての意見や悩みを共有する時間も取りたいと考えています。

​【発表資料のダウンロードはこちらから

テーマ: 餅ですか? 文字ですか? ー日本語の音変化と母語干渉ー

発表者: 丸山 秀夫(パンヤピワット経営大学)

日時  :2018年 8月 25日(土)10:00-12:00

場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

第248回 月例会 (2018年度7月)

テーマ: 多読の実践報告ー教室から図書館へー

発表者: 山口 ひとみ(元サイアム大学非常勤講師)

日時  :2018年 7月 21日(土)13:00-15:00
場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

第247回 月例会 (2018年度6月)

 

 私達は授業を計画する時、何を目指し何を軸に考えているのでしょうか。そもそも目標は、そして軸は自分にあるのでしょうか? 教師だけでなく、ボランティアの方もこれから教師を目指す人も、一緒に自分の授業を計画するために必要なことは何かを考え整理します。発表者の大学の作文授業、初級の総合日本語授業、大学院の日本研究授業などの例を示しながら、参加者にも自分の考えを目に見える形にしていくワークを体験していただきます。また参加者間でワークを共有することで、異なる考え方に触れ、自分を客観的にふりかえってみます。

テーマ: 授業の前に考えておくこと

​発表者: 深澤伸子(タマサート大学日本研究大学院日本研究プログラム、タイにおける母語・継承語としての日本語教育研究会(JMHERAT))

日時  :2018年 6月 30日(土)10:00-12:00
場所  :国際交流基金バンコク日本文化センター C教室

参加費 :会員無料、一般30バーツ(資料代を含む)
使用言語:日本語

※ 例会終了後、2018年度総会を開催

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